テラリアとマイクラの違い

やってみると全然違うゲームなんだけど、プレイするまでは2Dと3Dの違いなのかなーと思っていたのでテラリアとマイクラを比較して違いを書いてみる。

両方共ボス的なものを倒したところまでいったので。

 

 

まず共通点は

 

・初日の夜を超えるまでが重要で、家を作って退避しないとゾンビにやられる

・最初は作業台を作って家を作ってドアを作る、カマドなどを作って他のアイテムを作っていく

・地面を掘って松明を置いて明かりを確保しながら素材を集めていく

・色々なバイオーム(環境)があり、素材や敵が変わる

 

これぐらい。ざっくりした進め方を文章で書くと同じような感じになっちゃうんだけど、プレイしてみると全然違う。

どう言えばいいのか、ここに書いた以外はだいたい全部違う。

 

テラリアはRPG的なスクロールアクションゲームで、敵と戦うのがメイン。敵と戦って勝つために装備を強くする、そのために探索する感じ。

イクラは建築とサバイバル生活がメイン。装備や敵の種類は少ない。

 

 

 

以下項目別に詳細を書いていく。

 

 

耐久値と満腹度

イクラには耐久値がある。満腹度もある。ツルハシを使っていると壊れるし走ると満腹度が下がる。サバイバル生活をどう乗り越えていくか、という感じ。

 

マナ

テラリアにはマナがあり、魔法が使える。攻撃魔法と召喚魔法がある。アイテムで最大MP(?)を増やせるんだけど、簡単に最大値まで増やせるので序盤のチュートリアル的な感じ。

 

武器と防具

テラリアの防具は3箇所、アクセサリー5箇所、それに乗り物やペット装備がある。

武器は多種多様で、剣、弓、銃、鎌、ヨーヨー、魔法などがある。

素材も前半で、木、○○の木、銅、鉄、銀、金、プラチナ、クリムタン、メテオライト、黒曜石、ヘルストーン、のようにあり、ドロップ品にはこれら素材以外の装備もある。RPG的に強い装備を作るのが一つの目標になる。後半からはミスリルなどの魔法金属が掘れる。

武器防具はランクによる強化、アクセサリーは合成ができる。

 

イクラの武器は剣と弓、防具は4箇所と盾がある。

種類は木、鉄、ダイヤ、ネザライトで、ネザライトは大量に集めるのは難しい。

ダイヤは序盤でも垂直に掘って深く潜れば取れる。序盤に作れるような弓と剣でボスと戦うことになる。

エンチャントという強化があり、攻撃力や耐久性を上げていく。

使っていると壊れる。

 

 

敵とボスと襲撃イベント

テラリアは装備を強くして強い敵と戦いボスを倒していくゲームだ。ボスは20体以上存在する。

敵も種類が多く弱い装備で奥深くまで探索するとすぐに死んでしまう。

条件を満たすとランダムで出現するボスや拠点が襲撃されるイベントがあるので、最初はわけもわからず死ぬことになる。

標準のモードでは死んだら所持金の半分だけ落とす。装備やアイテムはそのままなので死んでも敵が撤退しないイベントならゾンビアタックをすることになる。

テラリアの建築はボス戦や襲撃に備えての決戦バトルフィールドを作ることがメインになるかもしれない。

家に引きこもっていてもボスは壁を貫通してやってくる。

ボスによっては画面を縦横無尽に飛び回り遠距離攻撃を撃ち合うシューティングゲームのようにもなる。



 

イクラはボスが数体?ボスと言っていいのか分からないが一度倒すと出てこない強めの敵は居る。

村が襲撃されるイベントもあるが、滅多に起きない。

壁は万能で、壁を通過してくる敵は居ないし壁があると敵から見つからない。

攻撃方法は剣と弓なので、雑魚敵もボス戦も間合い把握と弓のエイムが重要。

死ぬとアイテムを全て落とす。溶岩に落としたり時間経過でロストもする。あまりにこだわったエンチャント強化してもロストがあるので程々にしておくべきか。

 

 

攻撃範囲

テラリアは剣による近距離、ヨーヨーや鎌による中距離、弓や銃や魔法剣による遠距離攻撃がある。それから爆発する魔法やホーミング、レーザーなどの多彩な攻撃魔法、敵を自動追尾する召喚魔法がある。クリア後のお楽しみ的な最強の剣は、近接武器でありながら画面全てに攻撃が届き、剣の軌道が明るくてマップを埋められるというおまけつき。

 

イクラは基本的に最初から最後までずっと剣か弓を使う。ポーションを投げることもできるが、自分は活用したことがないのであまり分からない。近づいて殴った方が早い。

 

 

移動能力

テラリアは初期装備で6ブロックジャンプできる。ダッシュは専用装備で出来るが結構終盤になるかもしれない。

アクセサリーで2段ジャンプ、3段ジャンプ、上昇力アップ、53ブロック〜167ブロックのジャンプが出来るようになる。落下ダメージ無効のアクセサリーもある。

他には壁張り付き、壁ジャンプのアクセサリー、無限飛行の乗り物などもある。

かなり自由に、縦横無尽に画面を行き来できるようになる。

 

イクラはバフ無しで1ブロックジャンプできる。ダッシュすると少し速く移動できるが空腹になる。馬に乗ると2〜4?ぐらいまでジャンプできる。移動用なので戦闘や地下では使わない。終盤装備でも主人公の移動能力は変わらない。

落下ダメージ軽減のエンチャント装備で軽減はできるがゼロにはならない。ポーションでゼロにできる。

ラスボス後のお楽しみアイテムとして空を飛べる装備がある。滑空移動ができるようになり、上昇には消費アイテムを使う。

 

インベントリ

どちらも常に持ち歩けるインベントリがあり、持ちきれないアイテムはチェストに入れる。

別のチェストを開いても中身が共通の金庫・エンダーチェストがある。(4次元ポケットとスペアポケット的な)

 

テラリアは10スロット(ホットバー)+40スロットのアイテムを保持できる。1スロットで最大999個をスタックできる。

金庫、それと同様の仕組みを持つ貯金箱は比較的序盤で手に入る。金庫に保存しておいたお金はインベントリに無くても買い物で利用できる。

 

イクラは9スロット(ホットバー)+27スロットのアイテムを保持できる。1スロットで最大64個をスタックできる。

終盤ではエンダーチェストを作れるようになる。また、チェストごとインベントリに入れられるシェルカーボックスをボス撃破後に作れるようになる。エンダーチェストとシェルカーボックスで長距離の持ち運びには困らなくなる。

 

採掘

テラリアは2Dの断面を横から見た感じになるので、壁の先のマップも見える。掘る速度も早い。移動能力が高いこともあって、サクサク掘っていけるし掘った先がマグマだという天然のトラップも無い。

深い穴に落ちたとしても、結構あっさりと生還できる。

その代わり罠があって、矢が飛んできたり壁を通過して溶岩が落ちてきたりする。

 

イクラは3Dの自分視点なのでブロックがあったらその先は見えない。注意深く進まないといけない。深い穴に落ちたらだいたい死ぬし、穴の底に所持アイテムをばらまくので死んだ後も苦労する。

ブロックを一つ削った先が水や溶岩だという天然の罠が序盤から終盤まである。

 

クラフト

テラリアは何かのアイテムを作ること自体には時間がかからない。素材と道具を持っていれば一瞬でアイテムを作れる。

 

イクラはカマドやポーション作りに少し時間がかかる。一つの工程が数秒程度でも、大量にアイテムを作りたい場合は平行作業をする必要がある。

そのため、チェストから自動でアイテムを吸い出してクラフトし、別のチェストに保存するような装置の作成も必要になってくる。

 

ワールド

テラリアのワールドの広さは3種類から選ぶ。

Smallで横4200ブロック、縦1200ブロック、Largeだとその倍になる。各バイオームにワープゲートを設置できるし移動が速くなるアクセサリーや乗り物もあるので、Smallサイズの画面端まで行くのにそこまで時間はかからない。

標準でミニマップと全体マップを表示できる。2Dなので迷子になることは無い。

テラリアではキャラクターとワールドは独立していて、インベントリごとキャラクターを別ワールドに持っていける。
ワールド生成時にランダムで設定される鉱石やチェストのアイテムに不満があるときは別のワールドを生成して出張するという方法が取れる。

 

イクラの水平方向のワールドの広さはほぼ無限、6000万ブロックらしい。高さは320ブロックまである。

移動は徒歩か、馬か、ボートが一般的。海上に限定すればボートが遠くまで楽に行ける。楽と言っても1000ブロックを移動するには結構時間がかかる。

マップはスクロールしたりしないので、クラフトで作って自分で繋ぎ合わせたり持ち替えたりする必要がある。

上空から見た図なので、探索にはあまり使えない。方角の確認や、森、海といった大まかなバイオームの確認に利用する。

イクラのワールドではアイテムを持ち越したりできない。カスタマイズしたキャラクターは別ワールドでも利用できるが、持ち物は空になる。

 

ガチャ

テラリアとマイクラの両方に、アイテムを手に入れるための釣りというミニゲームっぽいものがある。

レアアイテムを狙うなら、どちらもある程度の時間をかけないといけないというガチャ要素がある。

 

テラリアには装備の強化ガチャがある。お金を使って装備の強さをランダムで上げられるが、最上級の強化を出そうとするとそれなりにお金が必要になる。お金は必要だが時間はあまりかからない。新しい装備を手に入れるたびに必要なので、ほどほどで切り上げるのがいいかもしれない。

 

イクラにも装備強化に必要な司書ガチャがある。こちらは消費アイテムは無い代わりに手間がそれなりにかかり、強化装備を集めるには結構時間がかかる。その代わり装備自体の種類が少ないので一度作ってしまえばアイテムロストしない限りずっと使える。

 

論理回路

テラリアの論理回路はNANDやXNOR、タイマーなどの機能を持つブロックが用意されている。

配線もなぞるだけなので簡単。

ただ、その回路を使って何を作るのかというと、基本的には罠を作るということになる。なのであまり複雑な回路は普通にプレイしていても使わない。踏んだら罠が動作する回路で十分だった。

 

イクラの回路は、基本的なNOTやORがあるだけで、他は自分でブロックを積み重ねて作っていかなければならない。

信号強度という概念があり、アイテムが何個入っているときにだけ動作する、のような回路と組み合わせたりしてタイマーを作る。

複雑な回路を作るとかなりの面積を取ることになる。

回路の使い道は、自動ドア、作物の自動生成、作物の自動収穫、トラップからのドロップアイテム自動収集などがある。満腹度があることや装備が壊れることを考慮すると、普通にプレイしていてもこういった自動装置が欲しくなってくる。

 

マルチプレイ

テラリアのマルチプレイは試したことがない。調べたところ、iOS/Android版同士でローカルネットワークでマルチプレイができる。iOS版のマルチプレイ用アプリでもできるらしい。

Steam版ではサーバー用に立ち上げたマイクラにパスワードを使って接続する。

 

イクラ(統合版)をWindowsでプレイする場合、なんと最大10台にインストールできる。LANでのマルチプレイでPCを複数台持っているなら、マイクラは一つだけ購入すればマルチプレイができる。

また、スマホや他のハードでも統合版なら相互に接続可能。

LAN接続以外の外部ネットワークを通したマルチプレイだとそれぞれのハードに合わせた制約があるっぽい。

自分はPC複数台にインストール可ということとスマホとPCでマルチプレイができるということで、家でマルチで遊ぶにはマイクラだと思ってこちらをやっている。

 

 

まとめ

ここまで自分のプレイした範囲での違いを書いた。

最初に書いたように、全体的な違いはテラリアはアクションゲームにクラフト要素が加わったもの、マイクラはクラフトにバトルが加わったものという印象になる。

 

テラリアはクラフトも回路も探索もシステムが自動で色々やってくれていて、強い装備を集めてボスと戦っていくというゲームだ。死んでも金庫に入れていないお金が半分になるだけなので、ほとんどデメリットが無い。死に覚えながら何度もボスと戦っていくことが前提となっていると思う。

その代わり、一通りの装備を揃えてボスを順番に倒していってクリアしたらゲームは終了という感じがある。

 

イクラは最初は食料を作るだけでも大変で、強い装備を作っても壊れるので恒久的に装備を整えられる環境ごと整備していく必要がある。まさにサバイバル生活といった感じ。

ボスを倒すことが一つの目標ではあるけれども、ストーリーに沿った大きな目標というわけではないのでボスと戦わなくても楽しめる。

 

 

個人的にはゲームとしての面白さはテラリアで、オープンワールドを長く楽しめるのはマイクラか。

イクラは何か一つ作るのにもかなりの時間がかかるので、あまり時間が取れない場合や子供だけでプレイするのは難しいのかも。テラリアの方はちょっとグロいという問題とボスが強いという問題もあるのでこっちも小さい子供だけでプレイするのは厳しいか…。

大人が一人でやる場合、どちらも未プレイならテラリアをやってクリアしてからマイクラをやるべき。