格ゲーマー人狼の動画にハマってずっと見てる

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自分の格ゲーの経験はKOF94〜98ぐらいの時期、エンジョイ勢(?)。ストゼロ2やヴァンパイアセイヴァー、〇〇VS〇〇とかも少し触るぐらいはやった。その後もたまにギルティやスト3、他の格ゲーも友人と対戦したりしていた。攻略を調べたりはせずに、必殺技のコマンドだけ調べて連続技すら調べずにわちゃわちゃとやっていた。

 

とある日、何かのきっかけで格ゲー動画を見ていた。

そこからのオススメ動画で過去の有名な格ゲー動画をたどって、懐かしみながら対戦動画や連続技動画を見たりしていた。

そこから更に、ウメハラマシュマロ切り抜きやクソキャラ列伝、ウメナリ動画をたまに見るという感じで、このときはまだ熱心に何時間も見るようなことはしていなかった。

 

あるとき、ウメハラマシュマロ動画でコツを掴むのが早い人がいるという話題になったとき、ふ〜どが人狼でコツを掴むのが早いという話題が出ていた。特にその動画へのリンクは張っていなかったと思うが、気になって話題になっている人狼動画を探した。それが格ゲーマー人狼を追っていく始まりだった。

まずふ〜どが出ている動画を少しだけ見たけれど、他の人がコツを掴むのが遅いのかを知るためにも第一回目から順番に見ていった方が分かりやすいかと思って最初から見ることにしたのだった。

 

 

人狼はやったことも見たことも無いし、知っている格ゲーマーはウメハラ(伝説)、ふ〜ど(尻職人)、ときど(東大)ぐらいだったので、最初はほんの軽い気持ちで少しだけ見るつもりだった。

ところが・・・・。

めちゃくちゃ面白い!プレイヤーの多くが人狼が初めてなので、自分の視点と合っていた。それでいて普段の格ゲーのような煽りもあるし、格ゲーマー同士のやり取りが面白い!

それぞれのプレイヤーの人狼での姿勢が格ゲーの姿勢にも繋がるのかなと思って今までは知らなかった格ゲーマーの雑談動画も面白く見られるようになった。

 

格ゲーマー人狼動画はゲラゲラ笑ってしまう回もあるぐらいなので、他の人狼動画はどうなんだろう?と思って人狼最大トーナメントを見てみると、こっちは全然分からなかった。

話している内容の半分も分からない。喋りが速すぎて神視点でも会話に頭が全然付いていけなかった。

でもこれはたぶん、理解できるようになったとしても、ゲラゲラ笑えるような動画ではないなと思った。パズルとか将棋とかに近いのかな?興味深いとか上手いとかの感想にはなっても、笑える格ゲーマー人狼とはまったく別のジャンルだということは何となく分かった。

 

 

 

格ゲーマー人狼は本当に面白いので無条件に人に勧めたい動画なのだけれど、少しだけハードルがあるのかなとも思っている。

自分は格ゲーマーはあまり知らなかったけれど、昔の格ゲーは知っているし、ストV動画を少し見ていたので話題や用語は多少は分かる。格ゲーマー同士のノリも少しは分かる。

これがもし、格ゲーを知らない状態でポンと格ゲーマー人狼の動画だけ紹介されても難しいのかもしれない。いや、面白いのは面白い。でも所々で格ゲーの前提知識があるからこそ面白い場面というのも確かにある。

 

例えば煽り。格ゲーマー同士は仲良く煽り合うという文化があるようなのだ。知らずに見たらギョッとするかもしれない。

例えば用語。「ゲージがもったいないからVトリ使ったんでしょ」というのはストVを知っていれば分かりやすい例えでクスッと笑えるポイントなんだけど、知らなかったら全く意味が分からないと思う。自分はストVをやったことは無いけども、必殺技ゲージをラウンド持ち越しできない格ゲーの経験があったのでセリフの意味は実感と共によく理解できた。

頻繁に使われる「ヒット確認」や「ぶっぱ」も意味を知っていた方が楽しく視聴できる。これは一般的な人狼では何と言うんだろうね。「ぶっぱ」の概念って格ゲーをプレイしてないとなかなか理解できないよね。説明すると「ギャンブル要素が強いハイリスクハイリターンな行動を勘で前置きなしに突然行動に移す」みたいな感じだろうか。いや、でも説明セリフにすると「ぶっぱ」の感じは出ないんだよなあ。手が勝手に動く、パフォーマンス、相手の行動制限、みたいな色々なニュアンスがあると思うので。

「騎士ぶっぱ」はまさしく「ぶっぱ」という感じ。

 

 

煽り文化は知っていても気になる場面もある。

たぬかなが人権ない発言でニュースになっていたよね。「人権ない」よりも「メスガキ」の方がアウトっぽいイメージだけども、世間的には違うんだろうなあ。

 

人権で決定的にまずいのは、そもそもキャラクターに対して「人権ない」「いやいや元々キャラクターには人権ないから」っていう暗黙のツッコミを前提としたワードだと勝手に思ってるんだけど、それを現実世界の人物に向けて言うと意味が完全に違ったものになっちゃうということ。元々人権がないキャラクターに対して「人権ない」と言っても「それはそう」としかならないので。

まあでも30人しか見ていない配信での発言を取り上げられるのは不運だったなとも思う。真相は知らないが、強烈なアンチが居たというよりもPV稼ぎの犠牲になったんだろうか。

 

 

メスガキやデブハゲ煽り、アトピー自虐は個人的にはアウトだと思う。自虐だとしても、アトピーの人はたぶん気分良く見ていられないような気がする。

 

それに対して、ウメナリ動画はよくできているよね。プロのウメハラが練習していないキャラを使ってナリくんに連勝したあと「2年間の努力は無駄だった」っていうのはゲームをやめてもおかしくないぐらいキツい煽りだと思うんだけど、刺さるのは本人だけなので炎上はしなさそう。とことんまでゲームが下手っていう煽りに徹底していて、容姿とか属性に対しては言及していないんだよね。さすがだと思った。

このときのナリくんは既にプロになってたのかな?時系列があまり把握できてない。

その後にナリくんがウメハラと同じチームになるっていうストーリーを知っておくと、安心して煽り動画を見ていられる。

感動すら覚えるような伏線になっている。

 

 

格ゲーマー人狼でも、人狼が下手とか嘘がバレバレとかの煽りは面白おかしく見ていられる。でも属性に対する煽り(暴言?)があると、ちょっと人に勧めづらい。

司会こくじんGMさかなも、その辺りは気を付けてマイルドにやっていて、その代わり人狼下手煽りは遠慮しないという雰囲気があって良い。

 

 

仲良し仲間で煽り合っている、プロレスをやっている、という認識の元で見るなら、ゲラゲラ笑えるめっちゃ面白くて最高のコンテンツだ。

まだ半分も見れていないので、今後もしばらくはゲームせずに格ゲーマー人狼を見る日々が続きそう。

 

 

個別の配信も見たいんだけどMildomがよくわからない。なので今はYoutubeアーカイブで見ている。それに、リアルタイム配信まで見てしまうと時間がいくらあっても足りない。1回で4〜5時間、それが60回あるので300時間、個別視点も見るならx9。膨大な時間を楽しめる。